PROVENANCE

BUNNEY Provenance
PROVENANCE

Dedication to craftsmanship

BUNNEYは、Andrew Bunneyによって2009年に設立された、 ロンドンを拠点とするジュエリーとプレシャスウェアのブランドです。 現代的でユニセックスなコレクションの根底にあるのは、 クラフツマンシップと職人による手仕事への深いこだわりです。

貴金属を用いたBUNNEYのプロダクトは、 ロンドンとバーミンガムの2都市で製作されています。 一点一点が職人の手によって作られ、 伝統的な技法を用いて高い品質基準のもと丁寧に仕上げられています。

Goldsmiths' Hall London
Goldsmiths' Hall, London, 1895

ロンドンのGoldsmiths' Hallは、 1300年代に英国のホールマーキング制度が始まった場所です。 当時、基準を満たさない貴金属製品は王室に没収され、 品質基準を満たしたものには、 王による認証の証としてレオパードヘッドの刻印が施されました。

「Hallmark」という言葉は、 Goldsmiths' Hallにおいて王の認証印が打刻されたことに由来しています。 素材の品質と製造の来歴を保証するこの制度は、 現在まで続く英国の貴金属文化を象徴するものです。

Goldsmiths' Company Archive
Ordinance of Edward III, Goldsmiths' Company Archive
Each article carried the King’s mark of authentication
Hand-stamping at Assay Office London
Hand-stamping at Assay Office London

17世紀から18世紀にかけて、 英国には多くのユグノーが移住しました。 彼らはフランスで迫害を受けていたプロテスタントであり、 優れた職人技術を英国にもたらしました。

フランス人教会が存在したロンドンのSoho周辺には、 ユグノーの職人たちが集まり、 ジュエリーや時計製造を含む金属加工業が大きく発展していきました。

Clerkenwell Green London
Clerkenwell Green, London, 1953

18世紀後半になると、時計製造の中心は北へと移り、 HolbornやClerkenwell周辺に フランス人、英国人双方の職人が集まるようになりました。 Red Lion SquareやClerkenwell Green周辺には、 多くの時計職人が工房を構えました。

こうした時計職人の存在によって、 Clerkenwellは19世紀のロンドンを代表する ものづくりの中心地へと発展します。 精密な金属加工を行うことのできる職人が集積したことで、 ジュエラーや科学機器の製造者もこの地域へ引き寄せられていきました。

Ludgate Hill Jewellery Quarter Birmingham
Ludgate Hill, Jewellery Quarter, Birmingham. 1960 by Phyllis Nicklin

バーミンガムでは、 1553年の記録にすでに初期の金細工職人の存在を見ることができます。 18世紀から19世紀にかけて産業革命とともに都市が大きく発展すると、 Jewellery Quarterも英国有数のジュエリー製造地域へと成長しました。

当時のJewellery Quarterは、 この産業に携わる人々以外が立ち入ることの少ない、 専門性の高い独立した地域でもありました。

Birmingham Jewellery Quarter
Birmingham Jewellery Quarter, 2018

現在もJewellery Quarterには、 住居を改装した工房、工場、 専門用途の建築物が高密度に残されています。 ジュエリー産業と結びついたこの独特の街並みは、 世界的に見ても非常に稀有な存在です。

180年近く前に建てられた建物が、 現在も当時と同じ、あるいは非常に近い用途で使用されています。 また、18世紀から19世紀に起源を持つ小型の機械や工具も広く使われており、 現代においてもなお、 その仕事に最も適した道具である場合があります。

London Assay Office mark
23mm Badge featuring London Assay Office mark
Birmingham Assay Office mark
23mm Badge featuring Birmingham Assay Office mark

Manufacture

BUNNEYは貴金属のみを用いたものづくりを行っています。 その多くにおいて、使用される工具や技術、 そして素材を繊細に扱うための考え方は、 20世紀初頭から大きく変わっていません。

クラフツマンシップへの強いこだわりと現代的なデザインを融合し、 すべてのプロダクトは工房において伝統的な技法を用いながら、 高い品質基準のもと仕上げられています。

BUNNEY Workshop Coat
BUNNEY Workshop Coat, 12 months use
Dirk Feltham
Dirk, Feltham, 1980 by Derek Ridgers

Style

スタイルによって形づくられた サブカルチャー、シーン、そしてコミュニティは、 それぞれの音楽とともに、 社会・経済・政治の変化を背景として歴史の中に現れてきました。

英国は世界を象徴する数多くのサブカルチャーを生み出してきた国であり、 それらは20世紀後半に英国から世界へと広がった、 最も重要な文化のひとつと捉えることができます。

Zara London
Zara, London, 2019

戦後の英国では、 ファッションと音楽が独自に結びつき、 文化を特徴づける重要な存在となっていきました。 そこから生まれたサブカルチャーは、 長い歴史を持つ伝統と同じように重要な文化として世界へ広がり、 その影響は現在にも残されています。

短期間で姿を消したムーブメントもあれば、 長く受け継がれたものもあります。 しかしそのすべてが、 生涯記憶に残るほどの重要な時代の一瞬を捉えていました。

Clive Notting Hill
Clive, Notting Hill, 1982 by Derek Ridgers
BUNNEY Leather Lightning jacket
BUNNEY Leather ‘Lightning’ jacket made by Lewis Leathers
Selected Works Ken Russell by BUNNEY
'Selected Works' Ken Russell by BUNNEY

こうしたシーンを形づくったのは、 スタイルを通して自らを表現する一人ひとりの人間でした。 過去のサブカルチャーから残された品々を見ると、 レザージャケットに取り付けられた小さなピンバッジやスタッズが、 そのスタイルにとってどれほど重要な存在であったかが分かります。

それを身につけていた本人は、 バッジを「ジュエリー」と考えたことはなかったかもしれません。 しかし、ささやかなバッジもまた、 身につける人自身を表現するひとつのジュエリーだったのです。

Ken Russell photograph
Elise and Rose Hendon with Mary Toovey and Jean Rayner, 1955 by Ken Russell
BUNNEY Pyramid Studs
15mm Pyramid Studs in Sterling Silver by BUNNEY